ハード面として、省エネ性能の高い住宅を単体で整備するだけでなく、起伏のある地形や豊かな植生を保存しながら住宅群として景観や環境を共有することを目標とした。地域コミュニティ形成の中心として共用庭「みんなの庭」を用意し、ワークショップなど住い手相互のコミュニケーションの場、環境意識醸成の場として整備した。ソフト面として「みんなの庭」を介して住い手相互がコミュニケーションを通じて環境意識を共有するコミュニティを形成し、住環境を住い手自らの手で育む意識を高めることで、脱温暖化社会にふさわしい新しいライフスタイルを実践している。今や、曖昧な敷地境界は完全に住まい手のものとなり、暮らしは家の内外に広がる豊かさを獲得している。住まう環境を共有することにより、住宅群として、まちとして魅力が年を追うごとに成長していく仕掛けとなっている。
As a model of environment-conscious planning, this project,
taking a responsibility as a new attempt of Yokohama city, is
realized by a collaboration between industry, government and
education. The common space “A Garden for everyone” which
is located in a center of the site is making a rich townscape.
This space is also working as a place to make a good relationship
between each resident. We expect a new life for declining
global warming will be realized here.