大熊町立学び舎ゆめの森は認定こども園と義務教育学校を一体化した、0歳から15歳の子どもたちが共に遊び、学ぶ公立学校である。さらに地域にとっての交流施設としても開放することで住民も混じり合う、町づくりとも一体となった「0~100歳までの学び舎」の実現を目指した。
建物全体は三角形グリッドを内部の機能や敷地の特性に合わせて自由に変形、組み合わせて構成したスケルトンと家具・建具・遊具を融合したインフィルを重ね合わせて構成し、中央にある開放的な図書ひろばを中心に放射状に繋がる11の特徴的なエリアを曖昧に繋いでいった。内外にわたって回遊できる大らかな空間のなかに大小様々な居場所と各領域の機能に応じた5万冊の本が散りばめられ、教室という枠を超えて建物全体が学びの場と感じられる、みんなでも、ひとりでも快適に過ごせる豊かな領域が生まれている。